神奈川県立相模原中等教育学校授業レポート

ゲームで学ぶ お金とライフプラン

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神奈川県立相模原中等教育学校授業レポート

ゲームで学ぶ お金とライフプラン

 大和証券グループの大和アセットマネジメントは、日本経済新聞社が提供する「日経電子版 for Education」の取り組みの一環で、2024年7月上旬に神奈川県相模原市の県立神奈川県相模原中等教育学校にて高校生を対象に出張授業を行いました。大和アセットマネジメントが独自開発したカードゲーム「みんなのマネプラ!」を用いて、”お金”と”ライフプラン”を学ぶ授業で、生徒の興味を大きく引き付けながら金融・経済への理解を深めてもらう貴重な機会となりました。

「いい人生を送る」ために必要不可欠なお金の授業

 神奈川県立神奈川県相模原中等教育学校は、「次世代を担うリーダーを育成」という目標の下、ディベートや発表の機会などを多く設けながら主体的な学びの実践を行っています。今回授業を行ったのは、4年生(高校1年生)の4クラス。講義とワークを交えながら、1クラス約90分で実施しました。

 大和アセットマネジメントに24年4月に新設された「資産運用普及センター」でセンター長を務める長野吉納氏が教壇に立ち、初めに「金融リテラシー」を身に付けることの大切さについて話をしました。

 長野氏は「経済の血液とも呼ばれるお金は生活の至る所で使われていて、これからも人生において関わり続けるもの」だとして、社会人として自立するために金融リテラシーが必要不可欠だと説明しました。また、「学校で今、皆さんが学んでいる化学の元素記号や数学の指数関数などは、将来仕事をしていく上で実は色んな場面で役に立ちます。金融や経済も、学校の勉強の延長線上にあるもので、正しい知識を早くから知ることは皆さんの人生を彩ってくれるものです」と語りかけ、多くの生徒が頷きながら話を聞いていました。

 授業の前半で体験するのは、お金とライフプランについて学ぶ「みんなのマネプラ!」というカードゲームです。ゲームでは、4人1組のグループになり、それぞれが仕事や将来の夢の異なる4人の登場人物の人生になりきってお金を運用していきます。各登場人物が実現したいライフイベント(「一軒家を新築」や「ハワイでフォトウェディング」、「ゆとりある老後生活」など)を叶えるために、手持ちの資産を上手に運用することが重要です。

 ゲーム中には、いくつかの「経済イベント」がランダムに発生します。その際、投資先の金融商品(株式や投資信託など)によって、手持ちの資金(マネー)が増減するため、もしもに備えて分散した投資を行うことがゲームの鍵となります。

 実際にプレーした生徒らは、「バブル到来」「パンデミック」などの経済イベントが発生する毎に歓声や悲鳴を上げながら、「やったー!」「これじゃ何もできない…」「ここはさすがに分散しないと怖い!」などと、口々に感想を述べていました。参加した生徒は、「それぞれの商品にどんな特徴があって、どのタイミングで投資をすべきかなど、自分ごととして考えることができた」と話し、資産形成について身近に考えられたという手応えを得たようでした。

 授業の後半では、資産運用の具体的な仕組みとやり方、各金融商品の特徴などを学びます。短期の投資は収益の振れ幅のバラツキが大きく、リスクを軽減する方法として、資産の分散や長期投資、積立投資で購入タイミングのリスクを分散する「ドルコスト平均法」などが紹介されました。前半のカードゲームを体験した生徒の皆さんは、長期積立・分散投資の原則をスムーズに理解することができたようです。

 最後に、この授業で学習してきた内容のまとめとして、金融庁のサイトを用いて資産運用のシミュレーションを行いました。何年後にどのくらいのお金が必要かを想像して、そのために毎月いくら積立をすればいいのかを試算しました。生徒は、想定利回りなどを調整し、時間を味方につける複利効果への理解を深めながら、お金の仕組みを実感していました。

金融経済教育は、現代の「読み書きそろばん」

 授業を担当した長野氏は「投資の世界は、”リスク”という言葉一つにおいても世間一般の意味合いと金融の世界で定義が異なるなど、難しい部分が多い。とっつきにくい用語でも、分かりやすく説明をして頭に残してもらえるような講義を心がけた」と振り返りました。
 また、同じく講義を担当した資産運用普及センターの植木利佳子氏は「参加型ということを意識した金融経済教育のカードゲームは、ライフイベントの実現という人生において大事なことを学ぶことができる。今回は開発したばかりのカードゲームの体験を通じて、自らのライフプランについて活き活きと話す生徒の生の反応を見ることができ、とても手応えを感じられた」と話し、投資の特徴を生徒へ効果的に伝えることができる教材の一つとして、今後も資産運用の大切さを伝えていくために活用していく予定だといいます。

 今回、神奈川県相模原中等教育学校での授業を企画・担当された同校の上崎雅美教諭は、金融・経済を深く知るプロの授業を受けることができた意義は非常に大きいと話します。上崎教諭は、カードゲームなどを交えた今回の授業について「経済やお金のことを生徒が自分ごととして捉えることができたと思う。金融経済教育は、昔で言う読み書きそろばんのように、現代では欠かせない知識の一つ。次世代を担うリーダーを育てる学校として、必要不可欠な事柄を学べたという点で非常に貴重な期間になった」と振り返りました。

 上崎教諭は今後の課題の一つとして、家庭での金融経済教育の浸透を挙げていました。近年急速に投資が一般化してきた今の日本において、金融・経済について正しい情報を学ぶ機会は決して多くありません。
 人々が豊かな生活を送るために、欠かせない手段の一つである投資を、今回のようにカードゲームで学ぶような機会を設けられたことは、新しい学びを実践する「日経電子版 for Education」の取り組みとして先進的な事例の一つになりました。今後も新しい日本を開いていく若い世代に向けて、様々な学びの場を提供していきます。

大和証券グループ

授業者:大和アセットマネジメント資産運用普及センター

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