日経電子版で「社会を知る」面白さを内定者・新入社員に伝える。
部門の垣根を越えた「好奇心」を原動力に、ビジネスをさらに拡大していく

岡谷鋼機株式会社 導入事例
企業・団体名
岡谷鋼機株式会社
業種
商社 卸売業
利用用途
社員研修、人材育成
期待効果
  • 社員のスキルアップ
  • 発想力の広がり
従業員数
500~999名
お話を伺った方
岡谷鋼機株式会社
人事総務本部
名古屋人事総務部
人材育成室 室長
小本 紗由香氏

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目的
  • 新入社員に幅広い視野を身につけてもらうための情報収集支援。
課題
  • SNSが主流になり、自分の興味の外側にある事象、特に社会経済のニュースに触れる機会が少なくなっていた。
導入効果
  • コメント機能を生かしたグループワークを導入し、記事を読むだけでなく、ビジネス的な思考を深めることができた。
  • 日経電子版と日経TEST、日経 経済知力研修を組み合わせることで、学びへの意欲が高まり、自主的な情報収集への道筋がついた。

岡谷鋼機株式会社は1669年創業の独立系商社。鉄鋼、情報・電機、産業資材、生活産業の4セグメントで事業活動を展開する。変化の激しいビジネス環境に対応すべく人材育成に力を入れており、近年は日経電子版を軸に日経TESTや日経 経済知力研修など複数のサービスを組み合わせて新人研修に活用している。導入の背景と独自の活用法について、人事総務本部の小本紗由香氏に聞いた。

「好奇心」が顧客課題への解決策につながる

―― 御社の事業内容をお聞かせください。

小本氏 当社は「笹屋」という屋号の金物商から始まり、鉄鋼の専門商社として発展してきました。お客様のニーズに合わせて鉄から特殊鋼、樹脂、そして機械、エレクトロニクスへと、扱う商材や技術を拡大。今では全世界規模で「ものつくり」に貢献すべく、4つのセグメントを展開しています。350余年の歴史を有する老舗企業というと「古い」と思われがちですが、私たちは常に次世代を見据えた新技術やビジネスを積極的に取り入れてきました。人材育成においても「もっと知りたい」「こうしたらどうなるだろう」という「好奇心」と、失敗を恐れずに一歩を踏み出せる「主体性」を軸に臨んでいます。

―― 新人研修に日経電子版を導入した背景には、どのような課題感があったのでしょうか。

小本氏 近年、新聞を読む習慣がない学生が増えています。若い世代の主な情報収集手段であるSNSは、独自のアルゴリズムによって興味のある情報ばかりが集中し、経済や社会全体の動向に触れる機会が極端に減っています。当社は学部学科を問わず採用していますが、お客様のニーズを一歩先を見据えて動くには、まず世の中の動向を知っておくことが不可欠。自分の興味の外にある情報も含めて、広く経済を知り、視野を広げてもらいたい。そんな思いから日経電子版の導入を決めました。

岡谷鋼機の研修風景

―― なぜ幅広い視野を持つことを重視するのでしょうか。

小本氏 当社はお客様のものつくりのニーズに応えていくことで事業を大きく拡大してきました。専門性を深めることはもちろん大事ですが、隣の部門が何をしているのか、世の中では何が起きているのかまで興味を広げ、自ら掘り下げていける人物でなければ、お客様の課題やニーズにいち早く気付くことはできません。時には部門の垣根を超えて技術や商材を掛け合わせたり、世の中にないものをオーガナイズしていくことも必要です。今あるものを取り扱うだけでなく、新たな解決策をつくり出してビジネスを広げていく。社会経済をはじめあらゆる事象への「好奇心」が、その原動力となります。

―― 新人研修の媒体として、日経電子版を選んだ理由は何でしょうか。

小本氏 やはり金融・経済情報の質が高く、信頼されている媒体である点ですね。また、電子版でありながら「紙面ビューアー」で記事を読める点にも引かれました。紙面レイアウトだと、自分が読もうと思った記事に隣り合った記事も自然に目に入ります。そうした「意図しない記事」との出会いも、視野を広げる助けになればと期待しています。

一つのニュースを掘り下げて思考する仕掛けをつくる

―― 実際の新人研修では、日経電子版をどのように活用していますか。

小本氏 学生が内定した段階から日経電子版のアカウントを提供し、二週間に一回、気になった記事をシェアしてもらっています。入社後の新人研修ではさらに一歩進んで、グループワークを実践。週ごとに担当グループを決め、担当者には気になった記事に自分の考えを添えて発信してもらいます。この発信に対してグループのメンバー同士でコメントし合ったり、「いいね」などで反応を寄せています。

―― 記事をただ読むだけでなく「どう読んだか」の発信まで求めていくのですね。

小本氏 重要なのはただ経済知識を増やすことではなく、一つの事象に対して新入社員らがそれぞれ「自分なりの解釈」を持つことです。例えば「大谷翔平選手の米メジャーリーグでの活躍」というニュースに対して、それをただの運動記事とみるか、そこからどんな経済効果が得られるのかを考えるかで、発想はまるで変わってきます。グループワークでどの記事を取り上げるかは各自の自由ですが、その記事が「会社やビジネス、経済にどう関わってくるのか」を考えてコメントするように促しています。またメンバー同士でコメントし合うことで自分にはない着眼点や発想を知ることもでき、互いに良い刺激になっています。

研修の様子

自分の現状に「健全な危機感」を抱かせる

―― 新人研修では日経TESTや日経 経済知力研修も併用されていると聞きました。活用方法とねらいをお聞かせください。

小本氏:それぞれのサービスを単発で取り入れるよりも、一連のプログラムとしてつながりを持たせることで、高い学習効果が得られていると感じます。まず、新入社員研修の冒頭で日経TESTを実施します。ここで多くの新入社員に「こんなに経済のことが分かっていない」と気付いてもらう。このテストの目的は社会人としての現在地を認識してもらうことです。学生気分から抜け出し、自分の状況に対する「健全な危機感」を持ってもらう。このマインドセットの切り替えが、経済を学びたいという着火剤になります。

―― そこで「学びたい」という欲求が高まった段階で、機会を提供するわけですね。

小本氏 そのとおりです。研修期間中には日本経済新聞元記者の方による日経 経済知力研修を実施しています。これらの講座は非常に実践的で、さまざまな経済指標の見方や経済紙のプロならではの記事の読み解き方を学ぶことができます。実際に過去の記事を題材にした解説を聞くと、私たち人事担当者でさえ「なるほど」とうなってしまうほどです。今まで読み流していた記事の解像度が一気に上がり、新聞記事への向き合い方が変わると思います。

社会の動きがわかる面白さに触れ、情報収集の基礎を整える

―― 取り組みの成果はいかがですか。

小本氏 テストで自分の現在地を確認し、記事の読み解き方を学び、日々の情報に触れる。このサイクルを回すことで、新入社員たちは単に知識を得るだけではなく「社会の動きがわかる面白さ」に目覚めていきます。研修後にもう一度日経TESTを受けてもらうと、スコアが伸びている社員は少なくありません。また一連の取り組みを通じて「ニュースを読むことが楽しくなった」と成長を実感している社員が多いですね。一連の研修で基礎を整えたことで、その後の自発的な情報収集に道筋がついていると思います。

―― 日経電子版を導入した当初から、現在のような研修を想定していたのですか。

小本氏 最初から計算していて今の形になったわけではなく、走りながら考え、一つずつ積み上げてきた結果です。実は導入当初は、新入社員に日経電子版のアカウントを渡してみても、新聞を読み慣れていなかったり、そもそも経済に関心がないため記事に目を通さずに終わったりと、ねらいどおりにはいきませんでした。そこで「どうすればもっと日経電子版を活用できるのか」を議論するなかで、コメント機能を生かしたディスカッションを加えたりと、少しずつ調整を重ねていきました。

インタビュー風景

―― 今後の人材育成の展望をお聞かせください。

小本氏 岡谷鋼機には「現地・現物・現人」という価値観があります。机上の情報だけで満足せず、好奇心を持って現場に足を運び、人と会い、自分の目で確かめる。日経電子版で得た広い知識をきっかけに、好奇心を膨らませ、自らの足でお客様にとっての最適解を探しに行ける人材を育てていきたいですね。

企業・団体名
岡谷鋼機株式会社
業種
商社・卸売業
利用用途
社員研修、人材育成
期待効果
  • 社員のスキルアップ
  • 発想力の広がり
従業員数
500~999名
お話を伺った方
岡谷鋼機株式会社
人事総務本部 名古屋人事総務部
人材育成室 室長
小本 紗由香氏

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