新入社員研修で日経電子版を活用。
毎日の記事発表課題で情報収集力とコミュニケーション力が向上

企業・団体名
株式会社トヨタ車体研究所
業種
車両開発、ITサービス
利用用途
社員研修
期待効果
  • 社員のスキルアップ
  • コミュニケーション活性化
従業員数
100〜499名
お話を伺った方
経営管理部 
主任 坂上 知子様<br>立元 美佳様

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目的
  • 新入社員の時から情報収集力を身につけ、幅広い分野への視野を広げる習慣の定着
  • 情報収集の習慣化に加え「自分の意見を言えること」「コミュニケーション力の養成」の実現
課題
  • 「情報収集力が弱い」という課題があった。「車のことを知っていれば大丈夫」という考えによる、それ以外の分野への興味・関心の薄さを感じていた
効果
  • 新入社員全員が月30本以上、半数以上が月80本以上の記事を読み、全員が「日経電子版を利用してよかった」と回答
  • 毎日の夕礼での記事発表や自発的なグループシェアを通じて、「今まで触れたことのない分野を読むきっかけになった」という声が多数寄せられ、発信力も向上

株式会社トヨタ車体研究所は、車両開発とITシステム開発を主力事業とするトヨタ系企業です。車両の設計や試験・評価などを手がけるとともに、設計支援ツール作成や工場のIoT化など車づくりに関わるシステム開発を行っています。

自動車業界は従来、機械加工など機械分野が中心でしたが、現在は電気関係やIT分野も重要になってきており、幅広い視野を持った人材育成が急務となっています。同社では新入社員研修に日経電子版を導入し、情報収集の習慣化とコミュニケーション力の養成を図った結果、全員が月30本以上の記事を読み、「利用してよかった」と回答する高い成果を実現しました。研修を担当する経営管理部の坂上氏、立元氏に具体的な取り組み内容をお聞きしました。

「創造」「自律」「変革」をキーワードに次世代人材を育成
トヨタ流「問題解決」を全階層に展開 自律した変革人材を目指す

ーー まずは、貴社の事業概要について教えてください。

立元氏:弊社の事業は大きく2つの柱で構成されています。

1つ目は車両開発です。自動車ボデー・ボデー部品・内外装部品・電子電装部品の設計、試験評価、生産技術に携わっています。2つ目はITシステム開発事業です。車づくりに関わるさまざまな分野に対してシステム開発を行っており、特に最近は工場のIoT化に注力しています。まだ手作業の部分が多く残っている工場を徐々にIoT化する取り組みを通じて、事業規模を拡大している状況です。

ーー 坂上様、立元様ご所属の部署(経営管理部)のご担当業務内容について教えてください。

坂上氏:経営管理部は総務・人事・経営管理を含む部署で、その中で私たちは人事を担当しています。私は教育担当として、昇格前研修、階層別研修を担当しています。

立元氏:私は、特に新入社員や内定者を対象とした教育と、新卒採用をメインで担当しています。

ーー 貴社の人材育成の方針について教えてください。

坂上氏:最近では「創造」「自律」「変革」をキーワードに研修を行っています。

同じことを繰り返すだけではなく、時代の流れに合わせて教育を変える必要性を感じています。その背景として、自動車業界は従来、機械加工など機械分野が中心でしたが、現在は電気関係やIT分野が主流になってきており、大きな変化が起こっています。こうした変化に対応できる人材を育成することを目指しています。

当社は、トヨタ系の会社として「問題解決」を基本に据えています。今までは親会社の教育に参加していましたが、ここ数年は「自律」の観点から、自社で教育を一から実施することも増えてきました。これまでは上の層を中心に実践していた「問題解決」を、しっかりと年代を追って階層別に教育できるようにしています。


新入社員に対しては、特に今年からIT教育を強化しています。新入社員の半数以上がIT系部署に配属となったため、全員にITパスポートや基本情報技術者試験などの資格学習やプログラミング言語の学習も研修に取り入れています。

「車のことだけ知っていれば大丈夫」という風潮を課題視
情報収集の習慣化に向けて、日経電子版を新入社員研修で活用

ーー なぜ日経電子版を新入社員研修に導入いただいたか教えてください。

坂上氏:もともと、階層別教育や昇格前の特別研修等の段階で「情報収集力が弱い」という課題がありました。

具体的には、車に関するトピックには関心が強いものの、それ以外の分野への興味が薄く、そもそも知ろうとする意識も薄い状況でした。「トヨタ系だから車のことを知っていれば大丈夫」という風潮もありました。

ただ、最近では、例えば携帯電話もカメラやオーディオ等と複合的に成り立つように、車だけではなく全体的に視野を広げることが必要となっています。時代の流れに沿った、そして先読みできる力が求められているのです。

こうした背景から、「若い時から情報収集力をつけ、また情報収集を習慣化することが必要ではないか」と考え、日経電子版を新入社員研修に導入しました。

ーー 本年の新入社員研修では、全員が月30本以上、半数以上が月80本以上の記事を読まれておりますが、これほど高い活用率を実現した研修の工夫点を教えてください。

立元氏:毎日の夕礼で、新入社員一人ひとりが気になった記事をピックアップし、記事の概要と感じたことを全員に共有する場を設けました。発表者はランダムに日替わりで選ぶ形だったため、全員が必ず毎日1本以上は記事を読む環境となりました。

ただ、嬉しいことに、今年の新入社員は特に自主的に情報収集する姿が目立ちました。

ーー 日経電子版内での記事シェアや、シェアされた記事に対するコメントも、活発に交わされていました。こちらも何かお呼びかけをされたのですか。

立元氏:こちらは新入社員による自発的な取り組みでした。

研修開始時に機能紹介をしたところ、夕礼での発表前にグループシェアを活用する人が現れました。また「記事をシェアしたい」という希望も多く、活発に利用されていました。記事をシェアする際に、内容のまとめや感想等を添えるメンバーもおり、研修担当の視点から見ても、しっかり取り組んでいる印象を受けました。

ーー 新入社員が記事を発表する際には、何か工夫や呼びかけをされたのですか。

立元氏:記事のジャンルの指定は特にしておらず、逆に「幅広いジャンルを読んでほしい」と呼びかけていました。実際には、AI関連の記事に興味を持つ人が多く、自動車関連の記事とならび選ぶ人が多かったです。

坂上氏:今年は生成AIに関する1日研修も初めて取り入れました。ツールを使うためのプロンプトの解説など、大学の先生をお招きして講義を行っていただきましたが、振り返りでも「面白かった」という意見が多かったです。時代的な背景もあり、AI関連の記事に興味を持つ人が多かったのではないかと思います。その他には、働き方改革の話も取り上げる方もいましたね。

触れたことのない分野を読むきっかけに
新入社員全員が「日経電子版を利用してよかった」と回答

ーー 日経電子版の研修振り返りとして、新入社員の方から、どのような声が寄せられていますか?

立元氏:振り返りアンケートを取った中でも、「自分が今まで触れたことのない分野の記事を読むきっかけになった」という声が多くありました。同期がシェアしている記事や、研修担当が発信した記事を見てそう感じたのではないかと思います。

研修担当としては、様々なジャンルの記事を見てほしく、タブを横断した情報収集を促していました。

また、「日経電子版を利用して良かったですか?」という質問項目も含まれていましたが、それに対しては全員が「すごく良かった」「良かった」と回答していました。

ーー 貴社では、新入社員研修だけでなく、中堅社員研修にも日経電子版を導入されております。ご導入の経緯について教えてください。

坂上氏:新入社員と同じく、情報収集力が弱いことを課題に感じ、導入しました。当社では中堅社員研修を係長に昇格前の研修と定義付けています。

役職がつくにあたり世の中のことを知ってほしい、また組織構想も勉強するため国内外をとりまく環境の勉強をするように促しています。中堅社員研修は5~6か月実施するため、その期間中、日経電子版を導入しています。

中堅社員の場合は、組織構想を考える研修の際に、環境変化のリサーチをする時に活用してもらっています。中堅社員からは、「今までは自分の事業に関することしか興味がなかったけれど、広い視野を持つことの大事さを理解できた」という意見もありました。

ーー また、貴社は日経電子版の新入社員研修期間中に、日経TESTを導入いただいていますが、その背景やきっかけを教えてください。

坂上氏:日経電子版を導入したからには、何かしらの指標が欲しいと思い導入しました。やはり「読んでください」と呼びかけるだけでは実行できる人も少なく、具体的な指標が欲しかったのです。

新入社員にとっては難しいという声も多かったですが、その後の自身の情報収集に活かしていただきたいと思っています。

「情報収集の習慣化」から「発信力・コミュニケーション力向上」まで実現
導入4年で理想の形に到達

ーー 研修ご担当者さま視点で、日経電子版を導入されたご評価をお聞かせください。

立元氏:導入して良かったと感じており、幅広い記事が読めることや、グループシェアの機能が良かったポイントです。

導入の狙いでもあった「情報収集の習慣化」ができたこと、また夕礼でのアウトプットを通じて、考え方の共有や発表の練習の場にもなりました。

また、研修を継続するうちに、新入社員に変化も見られてきました。最初のうちは「どのように話したら良いのか」迷いも感じていた部分がありますが、回数を重ねていくにつれ発信の仕方にも変化が出てきました。中には「皆さんどうですか?」など、自身の発表のみならず、問いかけをする人も出てきました。

坂上氏:「情報収集の習慣化」の目的に加え、「自分の意見を言えること」「コミュニケーション力の養成」も目的に導入しましたが、その効果が表れています。日経電子版で身についた力を土台に、研修後も情報収集・発表する研修を続けており、良い入り口になったと感じています。

日経電子版を導入して4年になりますが、当初の導入時に思い描いていた理想の形に近づいてきたと感じています。

立元氏:今後は、もっと日経電子版を活用したいと考えており、その1つにグループワークの材料にも日経電子版を活用したいと考えています。その際に、Ask! NIKKEI等のAIを活用した日経電子版の新機能も、ぜひ使ってみたいと考えています。

企業・団体名
株式会社トヨタ車体研究所
業種
車両開発、ITサービス
利用用途
社員研修
期待効果
  • 社員のスキルアップ
  • コミュニケーション活性化
従業員数
100〜499名
お話を伺った方
経営管理部 
主任 坂上 知子様
立元 美佳様

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