ニュースの背景を理解すると提案が変わる。
社員の成長に向けて日経電子版の購読を推進。

- 企業・団体名
- 株式会社ヤマダホールディングス
- 業種
- 小売業
- 利用用途
- 福利厚生
- 期待効果
-
- 社員のスキルアップ
- 営業力の底上げ
- 従業員数
- 2000名以上
- お話を伺った方
- 経営企画室兼サステナビリティ推進室
執行役員 室長
清村 浩一様
- 目的
-
- 日経を読むことで「事象やニュースの背景や根幹まで理解したうえでの提案が可能になる」と考えて、提案力向上の一助になることを期待して導入した。
- 課題
-
- 「製品の販売」から「暮らしの提案」に提案内容をシフトする中で、高度なコンサルティング能力が求められるようになってきた。
- 効果
-
- 日経電子版の購読は毎日の積み重ねであり、経済を肌で感じることができるまで習慣化し、社員の接客にそれが現れるようになるのを期待したい。
家電をはじめ、家具、インテリア、生活雑貨、新築注文住宅・中古住宅再販、リフォーム、モバイル事業、家電設置工事、金融・保険など、多彩な事業を展開し、暮らしをまるごと提案する。オリジナル商品の開発、ネット通販やテレビショッピング、スマートホーム等、新たな領域にも注力。
▼この事例でわかること
・SDGsの重要課題である社員の成長に向けて電子版を導入
・お客様の暮らしに向けた社員の「提案力」向上を期待
・重要なのは興味のない記事。広く世の中の状況を理解できる
「家電量販店の領域から、これからは“暮らしまるごと”をコンセプトに暮らしに関わる全ての商品とサービスを扱う。」家電製品のみの販売から家具・インテリアやリフォーム、生活雑貨など取り扱い製品を広げる『暮らしまるごと』戦略で構造改革を進めてきたヤマダ。社名もそれに伴い全国的に知名度のあった「ヤマダ電機」から「ヤマダホールディングス」に改めた。
そんなヤマダホールディングスがなぜ今、社員に「日経電子版」の購読を推進する取り組みをはじめたのか―。
SDGsの重要課題“社員の成長”に向けて
社員に日経電子版の購読を推進
当社はSDGs達成に向けた重要課題として“社員の成長と労働環境の改善”を掲げています。実現に向けた取り組みの一環として今回日経電子版を包括契約し、ヤマダホールディングスグループ社員の学びを促進しています。
この取組は、人的資本開示などESG投資の観点からも、重要であると考えています。
また、私の持論ですがヤマダのブランド価値は「従業員ひとりひとりのクオリティ」です。 ひとりひとりの成長こそが、会社のブランドと収益向上につながると思っています。
ではその社員の成長とは、具体的になんなのか。私は、「人間力」と「提案力」だと思っています。
「人間力」とは、人としてお客様に愛される力。挨拶やお客様に対する姿勢、人柄などがそれにあたります。
一方で、「提案力」とはニーズを深掘り、お客様の理想の暮らしに向けた提案を行う力です。日経電子版にはまさに社員の「提案力」を上げる一助になることを期待しています。
製品の販売から「暮らしの提案」に。
社員に求められる提案力の変化と日経に期待することとは?
ヤマダHDは約10年前から『暮らしまるごと戦略』として、家電のみではなく幅広い製品を扱うようになりました。この構造改革を進めて大きく変わったこと、それは「製品の販売」から「暮らしの提案」を行うようになったことです。
社員は、製品知識の説明にとどまらず、お困りごとや理想の暮らしをしっかりと聞いたうえで、お客様の理想の暮らしをシーンとしてイメージしていただけるような提案をしなくてはいけません。
衣食住の「住」全般を範囲とする幅広い製品知識はもちろん、理想の暮らしに向けた高度なコンサルティング能力が求められるようになりました。それが『暮らしまるごと戦略』によって大きく変わった、社員に求められる提案力です。
では具体的に日経を読むことで社員がどう変わるのか。
それは、事象やニュースの背景や根幹まで理解したうえでの提案が可能になります。
日経は、国内外の経済ニュースを幅広く取り扱っており、加えてそれぞれの出来事について「なにが要因なのか?」「どんな背景で話題になっているのか?」までを深く説明しています。
他の媒体を見ていても、例えば『電力不足』や『物価高』のようなキーワードの把握はできますが、「なぜ起こっているのか?根幹にある出来事はなんなのか?」といったことは分かりません。
お客様への提案の際、背景や根幹を理解しておくとヒアリングや提案の説得力が増しますし、何よりお客様の将来に向けた最適な提案が可能になります。
さらにいうと、経済はあらゆるものが裏でつながっています。
『暮らしまるごと戦略』でお客様の暮らし全てをサポートするなかで、国内外の経済について広く理解しておくことは、今まで以上に求められています。
重要なのは、「興味のない記事」。
社員に世の中の動きを知って、考え、先を見通す力をつけてほしい
加えて、社員には日経を継続的に読むことで「先を見通す力」をつけることを期待しています。
日経を日々読むことで、世の中の動きを知ることができます。
また、日経の記事は自ら考えることを湧き立てられるような考察や問いかけがあります。
国内外の動きを把握し、それについて日々考える訓練をすることで、徐々に未来を予測する力がついてきます。
この力はお客様への提案にはもちろん、事業・経営判断にも必須のスキルとなります。
自分自身、世の中の動きを見据えて事業や会社の身の置き方を日々考えています。
ちなみに私は、毎朝全ての朝刊の記事を読んでいます。一見興味のないトピックでも、いつか役に立つ可能性があるため見逃しません。先程述べたように、経済はあらゆるものがつながっているのです。
日経にはそのヒントがたくさんあります。
昨今はSNSの隆盛などによって、自身の興味のある情報や目の前の出来事のみに注目してしまいがちです。それだと視野が広がりません。
そうならないためにも「興味のない記事」こそ重要だと感じています。
日経の使い方は、「朝刊」で興味のない記事も含めて読むことで広く世の中の動きを理解し、興味のあるトピックは過去記事を検索し深掘りしています。
さらに重要な記事は、スクラップして考えをメモに書き込んでいます。
これを習慣化することで、世の中の現状を理解し、考え、先を見通す力をつけています。
導入の効果は、「まだ実感がない。」
日経電子版を導入して約半年間、導入効果はまだ実感していません。目に見えて社員の成長や接客の変化など効果が見えてくるには、まだ時間がかかるでしょう。
日経の購読はまさに毎日の積み重ねであり、経済を肌で感じることができるようになるには、少なくとも1年はかかると思います。
とりあえず、読むことを習慣化することです。
ただ、続けていれば必ず自分の血肉になっていきます。それは、30年以上日経を読んできた私自身が実感しています。
社員の接客にそれが現れるようになるのを、期待して待ちたいです。
中長期的な効果に期待する一方で、直近ではマネジャー向けの資格試験の設問に経済知力を問うような設問を追加する、といった取り組みを始めています。
社内でも社員の経済知力を上げるため、必要な改革は進めていきます。
見据える理想のカタチ。
社員間での情報共有の2つのメリット
ゆくゆくは社員間で日経のニュースをもとにした会話やコミュニケーションが起こることが理想ですね。
ニュースをもとにした会話には、2つのメリットがあると思います。
1つは、お互いが知らない情報を共有し合えることです。
各社員が気になったニュースを雑談などで話すと、それぞれが知らない情報を補完し合うことができます。我々の接客において、いらない知識は一つもありません。各社員に経済における幅広い知識をつけることを期待します。
ニュースをもとにした会話の2つめのメリット。
それは、記事をきっかけにお互いの意見や考えを知れることです。
記事を読んで他人が何を考えたか、を知ることは自分の視野を広げ、新たな気付きや発見につながります。
また、ダイバーシティが注目される今、各人の考えや価値観を「分かり合うこと」は重要性を増しています。記事をもとにしたディスカッションは、お互いが考えていることや根幹にある価値観を理解し合うことにも有用でしょう。
社員同士で経済についての雑談が頻繁に起こる、そんな職場をつくっていきたいと思います。
- 企業・団体名
- 株式会社ヤマダホールディングス
- 業種
- 小売業
- 利用用途
- 福利厚生
- 期待効果
-
- 社員のスキルアップ
- 営業力の底上げ
- 従業員数
- 2000名以上
- お話を伺った方
- 経営企画室兼サステナビリティ推進室
執行役員 室長
清村 浩一様



