NIKKEI Mobility 活用シーン
NIKKEI Mobilityをブレストツールとして活用専門記者ならではの深く広い記事が事業戦略のヒントに
三桜工業株式会社
経営企画本部 経営企画部 青山様
世界トップクラスの車輌配管メーカーとして成長を続ける「三桜工業」で、事業戦略立案やIR活動といった今後の企業の方向性を定める業務を担当する青山様に、戦略策定において必要とする情報や、NIKKEI Mobilityの活用法を伺いました。
企業戦略を検討する上で必要な「3C」国内外の変化や技術動向など広い意味でのマーケットトレンドを捉える

——青山様のお仕事について教えてください。
私は自動車の部品製造会社、いわゆるサプライヤー企業において事業戦略の立案、そこに紐づくM&Aの企画・検討、加えてIR活動を行っています。
現在、2030年度を最終年度とする中期の経営方針を打ち出し、走っているところです。
——事業戦略を考えるうえで、収集している情報について教えてください。
事業戦略の立案においては、例えば「3C」について把握しておく必要があります。Company(自社)、Competitor(競合)、Customer(市場または顧客)の3つです。自社のことを知っておくのはもちろんですが、それだけだと戦略の判断はできません。顧客や競合を広く捉えて自社の立ち位置を考える必要があります。
顧客、競合について少し具体的に話しますね。まず、顧客に関する情報です。現在の顧客である完成車メーカーの動向は当然押さえます。加えて、中長期的に顧客となりうる企業の情報についても、国内外問わず調べています。
また、マーケット全体をカスタマーと捉えるべきだと考えているため、マクロ経済からみた顧客の立ち位置についても、チェックしておくようにしています。
競合についても同様の考え方ですね。弊社は現在、自動車部品のなかでもニッチなものを生産しているので製品市場は寡占市場ではありますが、変化が進む業界では安心できず、潜在的な競合についても考慮する必要があります。そういった市場や技術動向の変化については常に気を配る必要がありますね。
信頼性の高く、深掘りされた情報に価値NIKKEI Mobilityをブレストツールとして活用

——NIKKEI Mobilityのどのような点を評価いただいていますか?
NIKKEI Mobilityは「3C」のどの視点においても詳しく書かれていて重宝しています。
業界のバックグラウンドについてしっかり理解している記者による分析、独自のネットワークから得られる情報など、NIKKEI Mobilityの深い情報は自身の知識を深める良い材料になります。記事を単に読むというより、内容を元に自身の考えの壁打ち、ブレストしている感覚です。
他社の事例をもとに自社では何ができるかアイディアを練ったり、業界で起きうることをもとに事業運営で気を付けるべきことを考えたり、内省的に活用しています。
——印象的だった記事はありますか?
連載「サプライヤー6つの道」は何度も読み返しました。サプライヤーを6つに類型化して毎回1つ1つ深く取り上げて、個社の事例もあげながら書いているのが印象的でした。あの6つの類型なら自分たちの会社はどこに当てはまるのかな、自分たちに近しい企業はどうやっているのかな、というヒントを得ていました。
専門記者だからこその分析・考察視野を広げる材料に
出来事の羅列だけではない、記者ならではの分析・考察に付加価値を感じています。
永くこの業界を見ているので自分なりの視点もありますが、記者が同じ事象をみても違う見方や見解があります。それが正解・不正解ではなく「そういう見方があるんだ」と自分の中でストックになり、自分の複眼になります。
事実だけではなく自分の足を使って調査・取材していくつものファクトから書かれた記事・見解だからこそ価値がある。業界に詳しい人だから書けるんだろうなと実感できます。
同業他社の動向を経営層に共有意識改革のきっかけに
——NIKKEI Mobilityを組織でどのように活用していますか?
企業の戦略立案という業務上、自社の戦略に関わる情報や同業他社の動きについては経営層が含まれるTeamsのチャネルで情報共有もしています。
変化のはやい昨今、既存事業だけではなく新しい事業も作っていかないといけない。これまでのように顧客に言われたことをそのまま作るだけではだめで、マーケットそのものをつくりにいかないといけない。組織内にそういった意識を醸成していかなければいけません。
——実際に社内で共有した記事について教えてください。
同業他社の事業ポートフォリオの入れ替えの情報などは非常にインパクトがあるので、先日のデンソーの事例記事などは刺激になるし、上層部や社内の意識改革につながります。
完全に違う業界のことだとどうしても他人ごとになってしまいがちですが、同業の変化やファクトは大きな刺激になり、「我々も変わらなければ」「我々にもできるはず」という意識を持つきっかけになります。
自動車だけでない、広義のモビリティに関わる情報も見据える
自分は自動車だけでなく、広義のモビリティについての情報にも興味があります。たとえば、将来的には宇宙関連の動きもモビリティと紐づいてくると思っていて、自社もサプライヤーとしてそういう分野にどう関わっていくか、なども考えます。そういった情報についてもNIKKEI Mobilityを通じてカバーしていきたいですね。